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なかなか理解できなかった経理用語 [スキル]

今になってこんなことを書いても意味がないような気がするが・・・、
会社にいた頃、理解に苦しんだ経理用語がある。
それは、付替関係の用語。
「付替高」「付替受高」「付替損益」の三つは本当に理解できなかった。
定義自体は分かっていても、なぜこういう定義なのかといったことがよく分からなかった。

全業務に占める付替関係の業務の割合は、10~15パーセント。
それでも、付替関係の質問を受けるのは本当に怖かった。
関係部門から質問が来るたびに、関連資料を探しまくったり上司に聞いたりして理解したことを回答するように努めたが、それでも、真の意味で理解しているとは思えなかった。
質問してくる側は、「経理部なんだから、理解していて当たり前」という認識で質問をしてくるため、間違ったことをひとつでも言うことによって信用をなくしてしまうのが怖かった。

会社を退職した後も、なぜ理解できなかったのかを考えることがよくあった。
現時点で考えられることといえば、以下の4つである。

1. 内部取引における人の行動を、自分がイメージできなかった。
2. 取引した事実を証明する書類(請求書、見積書、計画書etc)を見たことがなかった。
3. 付替関係について、きちんと説明された資料がなかった。
4. 事業部同士が取引をする目的や背景をよく理解していなかった。

2.は、伝票処理を日常的にやっている人であれば、当たり前のように目にするものだと思うが、私は数字をいじる仕事しかしていなかったため見たことがなかった。

3.についていえば、経理業務を行う人向けのテキストはあったが、そのテキストではなぜかページを割いて解説していない。(数行のみの記述しかない)
日常業務のなかで理解していくものというのが、テキスト執筆者間では当然の認識だったのだろうか。
テキスト内容を理解する目的で経理研修も受けたが、情報保障の配慮が得られなかったため、たいして効果が上がらず。


経理業務では、ひとつひとつの専門用語に対するきちんとした理解が必要。

周囲の健聴者がどのように理解していったのかは分からないが、日常の何気ない話を聞きながらイメージを膨らませるなりして理解していったのではないかと考える。

聞こえない私の場合、理解にあたってはどのようなアプローチが必要だったのかは今でも分からない。
当時は、きちんと理解するために未経験の伝票処理を経験させてほしいという話を上司にした記憶があるが、聞き入れてもらえなかった。
伝票処理を実際に経験することが理解につながるのかどうか確信はなかったが、業務を増やすことで業務から得られる情報量が少しでも多くなればイメージしやすくなって最終的には理解につながるのではないか・・・ということを考えていた。

現在は経理とは関係のない仕事をしているが、今後、同様のケースに直面することがあったらどうしようと思ってしまうことがある。
それくらい、付替関係の用語が理解できなかったことは、過去の苦い思い出となって心のなかに残っている。
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目に見えるものの背景を常に考える努力をすること(6/7 19:03修正) [スキル]

申し訳ありませんが、一部表現を修正しました。
(※文章の内容は大きく変えていません)

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前の記事で書いた「目に見える一つ一つの物事の背景を常に「Why?」と考える努力をする」ことにおいては、IT化されていない職場環境の方が有利に働くのではないか・・・と思うことがあります。

私が現在担当している業務でいえば、「目に見えるもの」はヒト・カネ・モノ(資料・設備等)の動きを主に指しますが、IT化された職場環境は、ヒト・モノ(資料・設備等)の動きが見えにくいのです。私が以前にいた職場も例外ではなく、IT化推進の先導役という位置づけでいろいろシステム化されており、周囲の人がどのような仕事をしているのかが大変見えにくかったです。

例えば、誰かが近くの同僚に「資料の紙を渡す」という動作をする場合、私は資料に書かれている文字に視線を移動させ、「なぜこの人は△△さん(同僚)にこの資料を渡すのだろうか」「この人と△△さん(同僚)は、仕事上でどのような関わりがあるのだろうか」等、資料を渡す意味や背景について考えます。
しかし、IT化で紙の電子データ化が進んだ職場環境では、近くの同僚に「資料の紙を渡す」動作を電子メール経由で行います。電子メール経由で行われる、ということは、よほどの理由がない限りは私の目に触れないことを意味します。そうすると、誰かが近くの同僚に資料を渡すところを見ることができないことから、資料を渡す意味や背景について考えることは全くできなくなります。

職場における現状の問題点を把握しようにも、目に見える範囲で物事がどのように動いているかがほとんど分からないため、把握できませんでした。予算管理を担当していたため、上司からは「何か気付いたことや問題点があったら、質問して!」と度々言われていましたが、各グループからあがってくる予算の数字をただ眺めていることが多かった記憶があります。

未だに、IT化された職場環境は聴覚障害者にとって働きやすいと思っている方が多いようですが、業務内容によってはプラスどころかマイナスに働くことがあります。一日中パソコンと向き合って単純作業をするだけなら、プラスに働きますが、他人から情報を聞き出すことで成り立っている仕事の場合、IT環境が整ったところでプラスに働くとは限りません。職場から電話がなくならないのが、IT環境の限界を端的に示していると思います。

ただ、全てをIT化しない職場環境の場合、業務効率がIT化された職場環境に比べて落ちます。このため、IT化するものとしないものに分けることで、ヒト・モノ(資料・設備等)の動きが見えやすくなり、延いては、目に見えるものの背景を常に考える努力のしやすさにもつながる・・・と私は思っています。
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「仕事で高い評価をいただく」とは?(その3) [スキル]

では、聴覚障害者が評価してもらうにはどうすればいいのでしょうか。

私自身、社会人歴がまだ6年と浅いので、どうすればいいのか答えが出せずにいません。
ただ、転職の際に、「仕事で他人にお願いして協力してもらう」スキルを評価していただけたことを思い返してみれば、「周りの人が働きやすい雰囲気を自然に作れる」スキルがなくても評価していただけるのではないか・・・というのが私の考えです。

「仕事で他人にお願いして協力してもらう」ことは、ただ単に「仕事の指示を出す」ことと思っている人が多いのか、意外と軽視されやすいのですが、自分がやっている仕事を他人に振り分けたりするなどして協力してもらうことは非常に難しいものです。
①他人に物事を分かりやすく説明できる力 ②他人が仕事しやすい環境を整える力(単純作業でいえば、フォーマットの整備がこれに該当します。他にもいろいろありますが。)の二つがあることが絡み合って初めて「仕事で他人にお願いして協力してもらう」ことが可能になります。
ここで、他人の協力がスムーズに引き出せれば、チームワーク内での仕事も上手く回ることから、チームワークへの貢献度が高くなると思います。

私自身、OJT教育を受けていた頃は、補助的業務を多くこなしていたこともあり、先輩から仕事の協力をお願いされることが非常に多かったのですが、先に述べた①と②の力を兼ね備えている先輩に対しては、協力がしやすかった記憶があります。このような先輩が身近な所に何名かいましたが、いずれもマニュアルが作成できるほど業務を熟知している方ばかりでした。

今のグループ(管理系の仕事です)では、最低限の人員で多くの仕事をこなさなければならないことから、私の方でマニュアルを作成するなどして他のグループの人に仕事を振り分けたりすることが度々ありますが、「仕事で他人にお願いして協力してもらう」スキルの重要性を強く感じます。

・・・長々とした文章を書いてきて結論が出ないのは申し訳ないのですが、この記事を読んでいただくことで、聞こえなくてもチームワークに高い貢献をするにはどうすればいいのかを考える機会にしていただければと思います。

(終わり)
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「仕事で高い評価をいただく」とは?(その2) [スキル]

多くの聴覚障害者が「なかなか評価されず、出世できない」のは、「周りの人が働きやすい雰囲気を自然に作れない」ためにチームワークへの貢献度が低いと思われていることに原因があると考えます。

「周りの人が働きやすい雰囲気を自然に作れる」スキルは、就職するまでに積み重ねてきた行動習慣が大きく影響しているため、誰もがそう簡単に身につけられるものではありませんが、少しでも身につけるとしたら、自分の目の届く範囲(半径0.5-1.0m)にいる人だけでなく、自分より少し遠い位置にある人の行動も意識して気を配ることが非常に大切になってくると考えます。
この点、聴覚障害者は、他人の話し声が耳に自然に入ってこないという特性上、自分の目が届く範囲でしか意識することができません。
「(聴覚障害者は)気がきかない」と思われているのも、意識する範囲の狭さと密接な関係があります。

したがって、他人とコミュニケーションを取り、正しく評価してもらうためには、聴覚障害に関する最低限の基礎知識をきちんと説明し、偏見や誤解を取り除いておくことが非常に大切ですが、聴覚障害の場合、他の身体障害と違い、説明しておかなければならないことがあまりにも多すぎます。「こういう特性があります」と一括りにはできない障害ですから。
説明するだけでなく、実際に接してもらう中で「聴覚障害とはこういうことなのかな」と思っていただくのが理想的なあり方ですが、なかには距離を置きたがる人や態度が非常に冷たい人もいます。
会社員時代、職場の人達にも社内SNSのブログを公開していましたが、このような人の対応に変化はありませんでした。(仕事でも大変関わりがあった人なので、残念です)

(その3に続く)
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「仕事で高い評価をいただく」とは?(その1) [スキル]

会社員時代、他の聴覚障害者から、「なかなか評価されない」「なかなか出世できない」といった不満を聞くことがあったので、「仕事で高い評価をいただくとはどういうことなんだろう?」ということを時々考えていました。
そこで、今回は、「仕事で高い評価をいただく」とはどういうことなのかを考えてみることにします。
(ここでは、事務系職種について考えてみることにします)

現在、多くの企業では、個人個人の単位で仕事をモジュール化し、成果や達成度を数値で評価している「成果主義」を導入していますが、事務系職種の場合、「成果主義」では評価できない部分があると思います。
共同作業が多くを占める事務系職種では、業務遂行力以外にチームワークが要求されるという特性上、チームワークにどれ位貢献したかも評価の一項目に入っています。

なぜチームワークへの貢献度が人事評価の一項目に入っているのでしょうか。

そこには、将来のリーダーとなる人物を選抜する狙いがあると思っています。
個々人の業務遂行力だけが評価の対象になっていたら、誰がリーダーに適した人物なのか見極められないですものね。(「こんなの、当たり前じゃん」と言われそうですが・・・)
組織において高い評価を受けることは、給料がアップするだけでなく、出世の階段を順調に昇り、将来的には部下を管理する立場にもなる可能性があることを意味します。このことを私達は普段意識していませんが・・・。

ただ、チームワークにどれ位貢献したかを評価するのは難しいですよね。
貢献度は数字で表現できないものですから・・・。
なので、貢献度評価項目では、誰もが納得のいく要素が評価基準として取り扱われていると思います。
「周りの人が働きやすい雰囲気を自然に作れるかどうか」がそれですが、特に、「周囲の人のやる気を引き出せる」「周りの人の表情が明るくなる」「誰にでも自然な気配りができる」人は評価が高い傾向にあると思います。
組織を牽引するリーダーに必要不可欠な資質を考えれば、上で挙げた人達の評価が高くなるのも納得できます。

(その2に続く)
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