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自分の存在価値を見出せない [メンタルヘルス]

「自分は不必要な人間なんだ・・・」

集団や組織に身を置いている人ならこれを感じた経験のある人もいると思います。

人は、自分が必要とされないことで、居場所を確保できないだけでなく、居心地の悪さをも感じるようになります。些細なことでも他人の目が気になるなど自然体でいることが大変難しくなります。

なぜそのように感じるのでしょうか。
感じる理由は人それぞれですが、私の場合、行動(処理)速度の遅さ、行動効率の悪さを周囲と比較して自分なりに認識したときに感じるので、集団や組織の同質性に起因しているのかと思っています。

行動(処理)速度の遅さ、行動効率の悪さには、内的要因と外的要因がありますが、内的要因には身体機能の低下(または、低下した状態が長く続いていること)があります。一方、外的要因には、周囲の理解(認識)不足、配慮不足があります。

私の場合、現在でも「聞いて判断する」など聞くことなしに成立しない動作が他人より遅いと思っていますが、それを自覚するようになったのは小学校高学年の頃のことです。
一部のリーダー格女子に「イライラする」「あなたなんか、ここにいない方がいい」など人格を否定される言葉を投げつけられたことがキッカケですが、当時は、自分の頭の悪さに原因があると思っていました。
当時の担任の先生は、「あっ子ちゃんの日記」(*1.)を授業の合間に読み聞かせするほど道徳教育に関しては熱心でしたが、行動(処理)速度の速さ、行動効率の良さで生徒を評価しており、表面上見えることだけが全て・・・と考えるタイプでした。
彼女自身、聴覚障害について無神経な言動を取ることもあり、違和感やプレッシャーを感じることがありましたが、当時の私には彼女に言い返せるだけの知識も技術もなかったので、ただただじっと耐えるしかありませんでした。中学校進学後も、「聞いて判断する」動作の遅さには悩まされたので、時々、自分はいない方がいいのではないかと考えることもあったほどです。

*1. 1983年に白血病で亡くなった少女の日記。映画化もされています。

経験のない方には分からないかもしれませんが、人格を否定される言葉を長期間にわたって言われ続けると、「自分は生きていてもしかたがないのでは・・・」「自分はここにいないほうがいいのでは・・・」とネガティブなことを考えるようになってしまうのです。当時の私は、幼なじみや遊び友達の死を通じて「死んだら何もかも終わりだ」と思っていたので、自殺までは考えませんでしたが、自分の存在価値を失ったことで自殺してしまう人の気持ちは何となく理解できます。(不謹慎かもしれませんが・・・)

このように、集団や組織から浮いてしまうのが原因で自分の存在価値を見出せなくなることがあるわけですが、管理する側の多くは、存在価値を見出せなくなることによる心理的影響を軽視しているように思えてなりません。
軽視している人達については、表面に出てこない部分をいかに想像するかといった力が不足しているのではないか・・・と感じることがありますが、これは個々が今までに過ごしてきた家庭環境や社会的背景も強く関係するので、不足している力を補うのは難しいと思います。
現状、私が対処法として考えるのは、心理学を少しでも勉強すること、(自分が属する集団や組織では)接することのできない人たちと交流し見聞を広げることの二つですが、特に、後者の方法では、気づきを得ることで想像力が養われていく可能性もあると考えます。

管理する側を一方的に責めているかのような文章になってしまいましたが・・・、もし管理する側に少しでも自覚があれば、存在価値を失ってしまった人、存在価値に確信が持てない人の心もすくわれるのではないか。そう思っています。
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NO NAME

興味深い記事です。

記事の中で "管理する側" と表現されている対象を、企業における上役と考えてみますと、その上役はしばしば、配下の集団のリーダでなければならないことを、配下の人たちより人間的に上であると勘違いしてしまうようです。それで、本人の自覚なしで人格否定してしまうのだろうと思います。

愛や誠実さのない人には、高い役職に就いていただきたくないものです。
by NO NAME (2009-09-27 00:53) 

ふよこ

こんばんは。遅くなりましたが、コメントありがとうございますm(_ _)m

>記事の中で "管理する側" と表現されている対象を、企業における上役と考えてみますと、

”管理する側”については、企業の上役だけでなく、学校の教師など一定規模の集団を管理もしくは率いる立場にある方を対象にして表現しています。ご参考まで。

>その上役はしばしば、配下の集団のリーダでなければならないことを、配下の人たちより人間的に上であると勘違いしてしまうようです。それで、本人の自覚なしで人格否定してしまうのだろうと思います。

確かに、そうですね・・・

が、企業の上役が(管理される側の)心理的影響を軽視している理由には、他にもあると思っています。
実際、トップなど高い役職に就いている方のインタビュー記事を読む限りでは、上役に就いている人について「物事を苦労なくこなすことができたために、上役からの評価が常に高く、周囲からも嫌な思いをさせられたことがない」そんな印象を持ってしまうんですね。当たっているかどうかは分かりませんが、もしそれが事実だとすれば、心理的な面で挫折や葛藤を経験したことがないことで、他人の心の痛みといった感覚的なものに鈍感になっているのかもしれない...と思います。
by ふよこ (2009-10-03 00:59) 

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